2025年5月30日に、杉並区立西宮中学校の2年生を対象に「ミライトーク」を実施しました！総勢約120名の生徒の皆さんに向けて、クラス講演形式で授業を企画・運営しました。
＜開催目的＞
夏の職場体験を前に、実際に職業に携わっている方々からお話を伺うことで、職場体験への意欲を高めることを目的としました。
（1）働くことの意義について考える
（2）社会人としての人生観や、社会で必要とされる資質・能力について学ぶ
（3）中学生として今、どのような力を身につけるべきか考える
（4）職場体験を行う上で必要なマナー（おじぎ・あいさつなど）の大切さを学ぶ
＜授業タイムライン＞
3名の社会人の方に登壇いただき、以下のタイムラインで授業を実施しました。
13:35 ~ 14:00 講演1（質疑応答含む）
14:00 ~ 14:05 講師入れ替え
14:05 ~ 14:30 講演2（質疑応答含む）
14:30 ~ 14:35 講師入れ替え
14:35 ~ 15:00 講演3（質疑応答含む）
15:00 ~ 15:10 アンケート回答
＜参加した社会人＞
IT企業勤務（AI関連）、フリーライター、鉄道会社勤務など、多様な経歴を持つ方々にご参加いただき、それぞれの立場から講演をしていただきました。
＜お話いただいた内容＞
講師の皆さまには、現在携わっている仕事の内容やその職業を選んだ背景に加え、社会人としてのリアルな生活の様子（仕事中の様子やプライベートの過ごし方など）について、臨場感のあるエピソードを交えてお話しいただきました。さらに、中学生の今だからこそ取り組んでおくべきことについても、自身の経験をもとにアドバイスをいただき、生徒たちにとって将来を考える貴重なヒントとなりました。
講演では、講師が所属する業界についての理解を深めるために、ワークやクイズといった参加型の工夫も随所に盛り込まれ、生徒と講師との活発なやりとりが生まれました。こうした双方向の交流を通じて、生徒たちの「働くこと」への関心はより具体的なものとなり、将来への展望をポジティブに描き始めるきっかけとなりました。
＜生徒の感想や気づきを一部ご紹介します。＞
- 人によって進路や働き方が違っても、最終的には人が笑顔になり、自分も笑顔になれるということがわかりました。働くということは、周囲の人を笑顔にし、自分自身も笑顔になれることだと感じました。
- 皆さんのお話を聞いて勇気がもてました。将来の夢は無理に決めるものではなく、「仮」のままでも良いのだと気づけて安心しました。
- 世界に埋もれている情報や物語を文章という形で残すことの素晴らしさを感じました。また、働き方にはさまざまな形があり、自分を知ることや職業について知ることが、働き方を選ぶ上で大切だと学びました。
- 小さなきっかけから将来のなりたい職業が見つかることもあるとわかりました。焦らずに自分の夢を見つけていきたいと思います。
- 進路は一度決めたら変えられないと思っていたけれど、自分の「好き」を大切にしても良いのだと感じました。
- 職場体験において大切なことを教えてもらいました。体験をさせてもらう立場として、仕事をしている人の話をよく聞き、礼儀正しく、あいさつや感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思いました。とても役に立つお話を聞けたと思います。
＜担当者からひとこと＞
これから職場体験を迎える生徒の皆さんにとって、今回の講演は、社会に存在する職業の多様さや、働くことに対する価値観・考え方の幅広さを知る貴重な機会となったことと思います。一つひとつの仕事に、それぞれのやりがいや意味があることを実感し、「働く」ということの奥深さを感じ取れたのではないでしょうか？
この講演を通じて得た学びや気づきが、職場体験をより充実したものに導き、自分自身の将来を思い描くうえでの大切な手がかりとなることを心から願っています。
ありがとうございました！
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